Y30 セドリック VG20ET エンジンマウントの交換
ずーっとやりたかったけど面倒くさくてやらなかったエンジンマウント。
ようようようやく重い重い重い腰を上げて作業に取り掛かることに。
▲▼ぺっちゃんこマウント。VG30は液封で凝った作りになってるが、VG20はただのゴム。
ともかく作業開始。
本来なら(?)エンジン吊ってメンバー下ろして外すのがセオリーなんでしょうけどそんな設備もないので、なんと、エンジンを、ジャッキアップします。
▲てことで下準備。インテーク、ファンシュラウド、ファンやらを外す。
ちなみにエンジンジャッキアップってのは、わりと定番のやり方なのでネットで調べれば似たようなのがヒットします。
▲ラジエーターのネジも外しとく……って、溶接剥がれてんじゃん…。
▲▼そったらエンジンマウントのナットを外していく。右(運転席)側のナットはソケットが入らないし、メガネが入るほどのスペースもないので不本意ながらモンキーを使う。まあ、ナメなけりゃなんの工具使ってもいいんけどね。
▼そしたらマウント下側のナットを外す。下から覗くとメンバーのところに穴が開いてるので、そっからエクステンションと場合によってはユニバーサルを使用して緩める。
▼覗くとこんな感じ。ナットは外し済。
▼意味があるかはわからんけどエンジン浮かすのでミッションマウントのナットも緩めといた。以前ミッションマウントの交換もしているのでお時間のある方はどうぞ。
てなわけで左右上下のナットを外したら準備完了!
さあ!オイルパンにジャッキをかけますわよ!?
▲「オイルパンにジャッキを当ててはいけません!」ってお母さんから言われたけど関係ないね。油圧ジャッキでやりたいところだけど、下ろす(油圧抜く)スピードの調節が難しそうなのでパンタジャッキを使用。
▼そんでもってジャッキを上げていくとエンジンだけが浮いてメンバー側にマウントが残る算段なんだけど……
…残らねぇッ!
車体まるごと上がってしまう。サビで張り付いてしまってるのかはずれない。とりあえず油と貫通と金槌でシゲキを与えることに。そして格闘すること30分…
▲外れたッ!
▲と思いきや左側はくっついたまんま。なんでやねん。
▲再び格闘すること数十分。外れました。
▲はい、よくある比較のやつね。部品番号は左右共通です。
▲今度は組付け。穴位置とは別にポッチがあるのでそれも合わせる。ちょっと高めにエンジン持ち上げとかないと入れにくいので注意。
▲裏側のポッチ。
▲裏側のナットを締めていくんだけど、意外と難しい。というのも真っ暗だし手が入らないしでネジとナットの位置関係がわからない。まあ、左側はメンバーの隙間から2~3本指が入るから位置が合わせやすいんだけど
▲右側は指が全く入らないので、隙間からボルトの位置を見ながらナットを締めていく。
▲最後にオイルパンに異常がないか確認。とりあえず大丈夫そう。
てこでおしまい。このあと試走に出かけたけどミッションマウントのボルトを締め直すのを忘れてた。みなさんもお気をつけあそばせ。
以下部品、みんな買ってね♡
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マウント関連記事
Y30 セドリック ストラットマウントブッシュの交換
ギシギシ…ゴトゴト…ガタガタ……。
そこらじゅうからボロ音が出てるセドリックくん。今更どうとも気にしてなかったけどフロントからの異音がやたら気になるようになってきた。症状としてはハンドルを切るとギシギシ、段差を乗り越えるとゴトゴト。アクセルを抜くとグヨグヨ…。もう…これはストラットでしょう。
てことで今回はストラットインシュレーターとブッシュの交換。要するにアッパーマウントだね。
前々からやろうと思ってはいたけど面倒くさいから放置してたのだ。ようやく重い腰を上げてセンターのナットを緩めようとしたら…
ギュ~イギュイギュィイーーーッッッ‼︎‼︎
え、もう千切れとるん…?
ナットとマウントが供回りしてしまいました。
とりあえずクソデカインパクトで緩めときます。
ブレーキやらスタビやらを切り離します。
ストラットの脱着はこちらをどうぞ。
ゴロンッ!
ストラットが抜けました。ああ面倒くさい。
スプリングコンプレッサーなんてシャコタンやらシャコチョーにする人が使うもんだと思ってたよ、まさか自分で使う日が来るとは…。
▼これ、2本で足りるかと思ったら足りなかった。整備要領書のイラストだと4本も使ってて「やりすぎだろ!笑」って思ってたけどそんなことはなかった。急遽もう2本アストロに買いに行くハメに…。
▼話は戻ってストラット。ジャバラを留めてるクリップを外せばブッシュも抜ける。
ンンッ!???!?www
触ってたらちぎれちゃったw
交換してよかったよかった笑
▼はずしたブッシュ。汚れはともかくパッと見ヘタってる感じはないけど
高さが結構違う。
▲そしてスラストベアリング。残念ながら製造廃止なので新しいグリスを入れて大切に使ってやる。指定グリスはMP2。ハブベアリングと同じだね。
▲組み付け時に注意したいのは矢印の向き。整備要領書にも書いてあるけど矢印が車両外側に向くように組み付ける。俺のセドリックは矢印が進行方向に向いていた。前の車検整備に出した時に工場が好意でKYBのショックを入れてくれた(後で請求来た)んだけど、そんときに間違えたのでしょう。
▲スプリングコンプレッサーはこんな感じ。がんじがらめと言うかガチガチに縮めてやらないと入らない。
▲組付け。面倒くさい…。
▲反対もやる。嗚呼、面倒くさい。
▲左はそこまで劣化してなかったけどヘタってるのは間違いなかった。
▲そんなこんなで作業終了。キャップ締めておしまい。部番シール剥がし忘れたけどお疲れモードで、もう、今度でいいや笑 ちなみに中央のグロメットは廃番なので失くさないように。
とりあえず嫌なギシギシゴトゴトはなくなりましたが、今度は後ろのギシギシゴトゴトがきになるように……。ただ、乗り心地はかな~りよくなりました✌
▼以下部品、まとめて買うと高いのでお財布に余裕があるときに…
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▼以下足回り関連記事
Y30 セドリック ドアミラーの分解
フェンダーミラー規制がなくなり、ドアミラーが普及していく中、技術の日産が開発した電動格納ミラー。ま、最初に搭載されたのはY30じゃなくC32なんですが。
さておき、どうもウチのセドリックくんの左ミラーの調子が悪い。というのも、ミラー格納スイッチを押しても開かなかったり閉じなかったりするのだ。要するに反応が悪い。だから今まで「左手でミラーを押しながら右手で格納スイッチを押す」みたいな曲芸を披露していたわけなんだけど、いよいよスイッチを押してもうんともすんとも言わなくなってしまった。
とりあえずバラす
▲▼配線を抜かないといけないので、内張も剥がす。
取り外し完了。
▲つってもバラし方はわからない。とりあえず下のビスを抜こう。
ベロン
配線を留めてるビスも抜く。が、肝心のモーターにはアクセスできず。
ミラーの裏もバラしてみる。
大変苦労いたしました。ちょっと折ったし。
ようやくズラすことに成功。
上のビス2本を外すと
モーターが出てくる。
うわッ!錆酷ッ!原因これやろ!!
と思いましたが、ベークライトのようなもでした。
モーターの基盤。ダイオードが粉吹いてる。これじゃね?
一応遊星歯車もバラして給脂。組む時すげ〜〜〜〜〜〜〜〜〜面倒くさかった。
で、やっとこさ組み上げたところで電気流したんだけど結局動かなかった。しかし、モーターに電源を直結(赤と黒のところ)してやるとウィ〜〜ンと元気にモーターが回り、格納機構も動きました。となるとやっぱりダイオードかなあ〜???
Y30の制御機器に使われてるダイオードは飛びがちなので可能性は高いね。
でも、コロナの影響もあって電子部品屋が開いてないのですぐには直せなそうだなあ。
トホホ……。
Y30 セドリック 整備要領書を作ってみる
てことで作ってみました。
と、言っても原本のコピーというか再編集みたいな感じだけどね。出先はもちろん、PCやスマホでいつでも見れるようにしたいので。
Wordで作成。ドカタだからWordやExcelなんて使ったこともなく、全くの初心者なのでスマホ片手に調べながら作ってます。難しい。
ちょこちょこ気になるところがあるけどやり方がわからないので、わからない。
別にスキャナーがあるから画像で保存してわざわざ作り直す必要はないんだけど、そこはこだわり。データ化してキーワード検索とかしたいしね。Acrobatで文字認識もできるけど、100%正確にはいかず、どのみち手直しが必要なので。
画像もトレースだけど描き直し、スキャンしたやつイジりゃいいのにね笑 ま、これは趣味みたいなもんかな。
使い方をマスターしたら一冊まとめあげようかな。そして本にして売り捌きたいな。
ま、著作権的にダメだからやんないけどね〜笑
Y30 セドリック エアコンバキュームタンクの製作
てなわけで、ブロアファン以外のバキュームホースをとっかえリフレッシュしたセドリックくん。
エアコンの調子もバッチ…………
バッチ…………
バッチ…
グーとはいかないらしい。
どうもサーボの動きが良くないみたい。調子のいい日と全く動かない悪い日がある。法則性は不明。本当にサーボがぶっ壊れてるのかもね。
▼話しはさておき。以前バラした(壊した)バキュームタンク。
問題は無いけどエア漏れが発生してしまったのかも。とはいえ製廃部品なので取っ替えるわけにもいかず。
ならば作りましょう。
▲用意したのは、まずテキトーな容器。これは150円くらい。
御存知の通り?純正品はバルブの付いた ただのプラタンクなので、バルブさえあれば、容器の方はペットボトルでもプリングルスの缶でも何でも良い。圧に耐えられるかは謎だが。
▲次に真鍮パイプ。ホースの取り口になるものだ。出先で思いついたので「ホース内径2ミリくらいだよなあ?w」って外径2.1ミリのパイプを注文したら、実際のホース内径は2.4ミリくらいでした。ちゃんちゃん。真似される方は3ミリくらいのパイプを買いましょう。
▲パイプは潰さないように丁寧にカットしよう。ま、潰れてもペンチで戻せるけど。
キャップに穴開けて…
ブスブス
▲太いパイプを探しに行こうと思ったけど画材屋がコロナで開いてないのでパイプにテープ巻いて太くしときました。接着剤はGボンドクリアー。これで完成。
▲ワンウェイバルブは既に取り付け済みだけどこれね。16910-41D00。在庫切れになってるけど誰か買った?俺の身銭には一文もなってないけど笑
とにかく、こいつをホースの途中に割り込ませます。
てことでエンジンルーム。
さっき作ったタンクにホースを繋げたらエンジンスタート!
………………
………
…
べっこり
www
とまあこんな見た目ですが、エアコンの動作にはな〜んも問題ありませんでした笑。丈夫でで角のない容器なんかにすれば完璧かな!?
てなわけで実験おしまい。
↓完結編
▼エアコン関連記事
Y30 セドリック エアコンバキュームホースの交換その2
とまあ、長々しいタイトルですけどバキュームホースの交換。エンジンルーム編!
あ〜ダル〜〜〜〜〜〜〜〜い
てことで前回は室内側のホースを取っ替えました。これもこれで面倒くさかった。
が、変えたはいいもののしばらくしたら調子が悪くなってしまった。で、自己診断をかけてみるとサーボのエラーが。
が、ここでサーボの故障と決めつけるのは尚早。というのもコイツは負圧で動いているので、そもそも負圧が来てなければサーボは動かないのだ。もちろんサーボの故障もありえるけど、ほぼほぼ まだ交換してないエンジンルーム側のホースに問題がある可能性のが高い。
…と、それっぽい推理をしたところで作業へとっかかります。
▲メインとなるのはこれ。真ん中の四角い箱、DSVVって言うらしい。ざっくり言えばエアコン制御の中枢を担ってるパーツ。今回はここに集まってきてるホースを全部取っ替えます。
▲エアクリ、エアフロ外し。
▲で、このDSVVってやつ、プラスネジで3箇所とまってるんだけど
▲下と
▲横が外しにくい。とても面倒くさい。
▲プラスビットをハメてエクステンションやらユニバーサルをくっつけて回す。ビットは3番推奨。狭いので10度ずつくらいしか回せない。ああ、面倒くさい。20〜30ミリ長のエクステンションがあればちょうど良さそう。あんのか知らないけど。
トネ(TONE) ドライバービットセット ビット差込 BTPM6S 内容6点
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▲チマチマ回し続けること数分、摘出完了。難しくはないけど、面倒くさい。
▲フタを取るとこんな感じ。劣化してるけど要交換というレベルではない。でも、せっかく交換するなら中も交換したいよね〜って。
▲ホースの取り口はプラで折れる可能性もあるので、ホースを引っ張らずニッパーやカッターで切り込みを入れて外すと良い。
▲どちらかというとホースよりも下のゴム管の劣化のが気になる。
▼さて、箱の中のホースを変えたら、今度は外のホースを交換していく。ウォーターコックのところはちょっと外しにくいけど気合いと根性でカバー。
室内へ繋がる箇所。
▲ちなみに、室内のホースと外のホースをいっぺんに替えるとなるとホース1セットだけじゃ足らないので2セット買う必要がある。シリコンホースなら8〜10mのやつを買えば十分足りるでしょう。
▲外したホースはこんな感じ。ヒビはないけど口がガバガバになってる。
さてさて、全部交換したら箱を元に戻す。
ちなみにエクステンションだとこんな感じ。コンプレッサーに当たるので20〜30ミリくらい短いのが欲しいね。
▲コネクターが青サビ吹いてたので2-26を吹いときました。
旧車乗り必須アイテム。
で、ちょっと前にバキュームタンクの記事に「過給が始まった途端デフロスター固定になるのは、バキュームタンクのワンウェイバルブが駄目になってるので、エンジンとタンクの間にワンウェイバルブを噛ましてやるといい(意訳)」という大変ありがたいコメントを頂きましたので
ワンウェイバルブ買って繋いでみました!効果アリあり!ありがとうございました!
で、全て作業が終わりエンジンスタート。無事に全ての機能が正常に作動するようになりました。良かった良かった…。
でも、エアコン(冷風)の効きが悪いなあ…ガス抜けてそ〜…。
Y30 セドリック 交換部品その2
◎足回り系
⭐︎スタビリンクブッシュ
Y30乗り定番整備。安くて簡単で効果を感じやすい部品。
⭐︎スタビライザーブッシュ
スタビリンクと同時にやると尚よし。効果テキメン。
⭐︎テンションロッドブッシュ
ブレーキング、直進安定性に効果アリ。中央のカラーも交換しとくべし。
⭐︎ロアアーム
555(スリーファイブ)からボールジョイント単体が出てるけど、結局プレスがないと交換できないし、ブッシュも単体で出ないのでAssyで交換。片側2万と高いけど乗り心地が全然違う。脱臼も怖いしね。
⭐︎タイロッドエンド
交換するとシャキッとしたハンドリング…にはならないけど安定性が増す。これも脱臼が怖いしね。ボールナット式なのでインアウト両方交換。
⭐︎ハブベアリング
10万キロ超えてるならやるべし。レースの打ち替えはなんて事ないけど、プリロード調整がキモ。
⭐︎SY31ハブ・ローター
流用可能だけど、オススメするほどじゃないかな…。
⭐︎ミッションマウント
足回り…?特別大きな変化は無かったけど見ての通りヘタってる上にグヨグヨなので替えて損はない。