ボルテージレギュレーター(チリル式)の調整(謎)
セドリックがとりあえず走るようになったと思ったら、今度はバイクが走らなくなってしまった。
まあ、ヘンテコ収集家にしてみればマーフィーの法則くらいよくある話なんだけど笑える話でもない。
今回はYB125で、症状としてはただのバッテリー上がり。こいつに関しては付き合いも長いので不調が起これば何が原因かすぐわかる。というか化石みたいなアナログパーツで構成されているので、そのテの人が乗れば大抵わかる。
で、ここから本題。
そもそもなぜバッテリーが上がったかを特定しなくてはならない。
つい先日ダイナモのブラシを変えたばかりなので可能性はゼロ。となると厄介な機械式のレギュレーターの可能性が高いってことで分解することに。
ちなみにこれの正しい調整方法が未だにわからない。サービスマニュアルも存在しないのでなんとなくでやるしかない。
これがメイン部分。
上の接点がくっついてると充電状態。電圧が上がると上の接点を離れて宙ぶらりんになる。さらに電圧が上がり、例えば15V以上の電圧が流れないように調整した場合は規定値に達すると下の接点にくっついてアースとなる。
裏にあるネジを締め込むと電圧が上がり、緩めると下がる。よくわかんないけどテスターを当てながらクリクリして調べた。
ネジを裏から見た様子。
締め込むとネジの先端が板バネを押し込む仕組みとなる。これでバネレートを上げて下の接点にくっつきにくくする=上限電圧を上げる という仕組みであろう。
で、先程の写真に戻るが下の上限電圧を決める接点のギャップは左の鍋ネジを緩めステーを上下させて調整することができる。
ただ、マニュアルが無いので正規のギャップがわからない。
わかったことは狭すぎるとダメってことだけ(そりゃそう)。
どうやら裏のネジと表のギャップを上手い具合に調整する必要があるらしい。
カットイン、カットアウトリレー(と思われるもの)。
電圧が上昇し接点がくっついたときはダイナモとバッテリーが直結して充電。逆に、アイドリングの低回転時などでダイナモの発電電圧がバッテリー電圧を下回った場合、接点が離れ、バッテリーからダイナモへの逆流を防ぐ。
はずなんだけど、接点が離れていてもバッテリーとダイナモが直結してしまっているのか、アイドリング時にはヒュンヒュンヒュンヒュンと明らかにモーターだろって音を立ててエンジンが止まるようになってしまった。
意図的に接点のギャップを広げたり狭めたり、後ろのバネレートを上げたり色々したんだけど変わらず…。これが原因だろ…。
結局よくわからないのでとりあえず放置!
壊さない程度に試行錯誤中。