R12ガス車にR-SP34Eを入れてみる
と、いうことでタイトルのまんま。R12のY30に「R-SP34E エアコンオイルコンディショナー」なるものを入れてみました。入れ方はガスと同じなので割愛。
そもそも、コンプレッサーオイルの補充方法は専用の治具を使用してオイルを注入する方法と、エアコンガスと一緒に混ぜて(?)ガスチャージと同様の方法で補充する方法の2パターンある。このオイルコンディショナーは後者の方。前者はオイルが500~1000円くらいと手頃な価格だが治具が1~2万くらいするのでパス。
そんでもってこのR-SP34E、中に入ってるガスはHFC134a(R134a)なんだけどR134aだけじゃなくR12の両方に使えるスグレモノ。オイルは50gはいってる。
そもそもR12とR134aは使用しているオイルが別物で、混ざり合うものじゃないんだけど、これに入ってるPOEオイルっちゅーものはR12のオイルにも溶ける=混ざるしR134aのオイルにも溶ける性質を持ってるらしいのだ。ちなみにPOEってのは「ポリオールエステル」の略らしいけど化学はさっぱり分からんので詳しいことは知らない。
一方で中に入ってるHFC134aガスはR12に比べてガス圧が高いらしく、規定量のR12ガスが入った車両に入れる際は注意したいところ。R12の量を100とするとHFC134aは70くらいの量で同じ圧になるらしい。算数が苦手なので計算が合ってるかは責任持てないけど。実際ガス缶に穴を開けて低圧バルブを開けるとゲージが一気に3kくらいまで上がるのでビックリする。ので、いきなりバルブを全開にせずゆっくり様子見ながら入れると良いと思います。最終的に1500回転時1.3kで落ち着きました。
▼買ってね♥♥
Y30 セドリック エアコンのR12ガスチャージ
さあみなさん、お待ちかねのエアコンガスチャージです。
3年前にでんそー屋で25万くらいかけて修理してもらったものの、モリモリ漏れてるわけじゃないけどジワジワ漏れてるらしい。現状、エアコンをオンにするとなんとなく除湿された気持ち冷えたぬるい風が出てくる感じ。ぶっちゃけ外のが涼しい。
▲さっそくだけどアイドリング時の圧力。主に左の低圧を見ます。本来なら1~2kくらいほしいところだけど0.6くらいしかない。1500回転くらいまで上げるともっと下がる。ちなみにゲージの種類によって単位がMPaとかkPaとかBarとか色々ありますがややこしいので、数値に関してはフィーリングでお読みください。
▼低圧と高圧の関係はスナップオンのサイトが参考になったので貼っときます。
話は戻って。とりあえずシンプルにガスが抜けてるだけみたいなのでガスチャージすることに。
▲モノタロウで買ったマニホールドゲージセット。1万ちょい。タクトテクニカ製ってことらしいけどなんのメーカーかわからず調べたらまあなんか色々なものを取り扱ってるみたい(適当)
中身はなんてことない海外製。Amazonにある4~5000円のやつと何ら変わりはない。
とはいえ、レビューにもある通りアタリハズレがあるようなので、一応日本の販売店が検品したものがいいなあってことでモノタロウで買いました。あと””ちゃんとした日本語””で書かれた説明書も欲しいな~って期待したんですけど大した内容の説明書は入ってませんでした。
▲とりあえず接続。赤の高圧が細いパイプ、青い低圧が太いパイプ。正直太さそんな変わらない笑 あとゲージ側の低圧、高圧のバルブは完全に閉めておく。
▲外したキャップはストラットのボルトにちょうどよくハマるので紛失防止におすすめ。
さてさて、ホースを接続したらエンジンスタート。とりあえずA/Cはオフで。
▲そったらA/Cをオンにする。ちゃんとコンプレッサーが回ってるかどうか確認。これが回ってなきゃ話にならない。A/Cスイッチ入れても回んなかったらガスが抜けきってる可能性が高い。そうなったら真空引きが必要なのでお店で見てもらったほうがいい(またすぐ漏れる可能性が高い)。
▲サイドグラスの様子。写真じゃわからないけどブクブクしてる。正直これの見分けはよくわかんない。
▲準備ができたらガス缶をセット。入れるのはモノホンのR12。代替フロン入れる予定だったけどお世話になってる車屋さん(旧車屋)に相談したら「ペンギンのやつはやめたほうがいいですよ!」って言われたのでやめといた。でも「それなりに信頼できる代替品があったけど今思い出せません…」ってことで何を選んでいいかわからず本物を買いました。高いから1缶だけ。
で、取り付ける時サービス缶切りの蝶ネジは目一杯緩める=ニードルが上がった状態で缶に取り付ける。ニードルが下がったまま缶に取り付けるとねじ込んでる途中にガスが出てきちゃうからね。んで、缶切り本体は缶にガッチリねじ込んどく。ゆるいと缶に穴を開けたあとシュ~ってガスが漏れるゾ。
▲ヤフオクで当時物を買うのもアリだけどこの時期は相場が上がるのでAmazonがオススメ。ヤフオクで買うなら秋~冬が狙い目。春先になると値が上がり始める。
▲蝶ネジを締めて缶に穴を開けたら蝶ネジを緩める=ガスを出す。そしたら黄色いホース中央のムシをドライバーでつっついてエアを抜く。ホース内がガスで満たされた状態にするためだ。当然プシューっと高圧のガスが出てくるので、顔からそらした位置で抜く。
▲エア抜きが終わったらゆっくり低圧を開けていく。右の高圧は最初から最後まで触っちゃ駄目。ガス缶にガスが逆流してきて缶が破裂するおそれがあるらしい。恐ろしや。
▲ガスチャージの様子。新品のホースはクセがついてるので注意。
▲缶は上向きにして補充。ちょいちょい缶を振って液体を気化させて補充する。軍手が張り付くくらいチンチンに凍るので素手で触らない。ちなみに缶を下向きにして補充するのは真空引きした時らしい。
▲ちょっとずつ圧が上がっていく(写真はアイドル時)。最終的に1500回転時、1缶250g入れて1kぐらいの圧で落ち着きました。デュアルエアコンだからもうちょっと入れてもいいと思うけど…
僕のセドリックは泣く泣くシングルエアコンになってしまったので、まあ‥こんな量でいいかな…。一応、修理に出した時お店から「直そうと思えば直せますが…」って言われたけど修理費用と今後また壊れる可能性を見越したら、後ろ潰してシングルのがいいって話だったのでそうしました。これが””低走行極上車””みたいんだったら大金かけて直すのもアリだけどね。
▲アイドル時の数値。缶が空っぽになったら低圧バルブを閉めて補充終わり。空っぽになったかどうかはやればわかる。
▲抜くときはオイルが噴き出すのでウエスかなんかで飛び散らないように養生してやる。ついでに配管とカプラーがアチアチになってるので火傷に注意。
おまけ
▲アクセル固定の様子。
1500回転キープ。
▼以下使用品。買ってね♡♡
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※後日談
ワイルドブルーヨコハマの遺構(?)
さてさて、皆さんはワイルドブルーヨコハマをご存知でしょうか。
かつて横浜市鶴見区にあったデッカい温水プール施設だ。規模は違うがハワイアンズやサマーランドのようなものである。しかし、1992年に開業したものの来場者数が芳しくなかったようで2001年に閉園してしまったのだ。元気だった頃の映像は波乗りジョニーのPVで見れる。
ちなみに公式サイト的なものも現存してる。
それ以外の詳しいことはWikipediaなんかをご参照ください。
さて、話は本題へ。
ワイルドブルーヨコハマの跡地は現在「ヨコハマアイランドガーデン」というきれいなマンションが建ってる。かつての姿は見る影もないが、敷地内に生えてるヤシの木はワイルドブルーヨコハマの施設内にあったものらしい。それ以外はかつての面影を残すものはなく、情報もない。まあ、そもそも施設自体の人気もあまりなかったので、調べようとする人がいないのも事実であるが。
さておき、実は跡地から少し離れたところにワイルドブルーの遺構がある。
毎朝ここを通るときに気になっていたのだ。
場所はここ。わかりにくいけど左下にマークした「弁天町」交差点の脇にある。右上のアイランドガーデンがかつてのワイルドブルー。
で、その交差点にあるのがこれ…
あ………がっかりしました?笑
まあ、所詮こんなもんです。看板上部に「XXXXブルーヨコハマ」のような文字が見えるでしょうか。なんとなく「ド」の字も読み取れる。正直これ以外の手がかりがないんだけど「~ブルーヨコハマ」なんて名のつくものはワイルドブルー以外思い当たらない。中央のベロベロに剥がれた部分はタコのような公式キャラクター(マーク)があったと思われる。
ちなみに2009年時点ではベロベロに剥がれてない。が、文字のようなものも浮かび上がっていない。もしかして閉園とともに看板を真っ白に塗りつぶしたのだろうか。それが劣化して文字が浮かび上がってきたのかな?2014年のストリートビューでは既にベロベロ劣化が始まっていた。自分が気づいたのもちょうどその辺りだ。
ただ、自分はこの辺りに住んでいるわけじゃないので、これが本当にワイルドブルーの看板であったかどうかはわかりません。まだ閉園してから20年弱しか経っておりませんので、記憶に新しい地元民の方の情報をお待ちしております。
Y30 セドリック バキュームタンクの制作【完】
以前作ったエアコンバキュームタンク…
べっこり
とまあこんな感じで負圧に耐えきれずベコベコになってしまった。一応こんな見た目でも機能はしてたけどね。
▲てことでリベンジ!丸くて丈夫な容器とΦ3のパイプを用意しました。丸くて丈夫なやつをチョイス。パイプの周りに付いてるのはエポキシパテ。接着剤とシーリングの代わり。
▲てことでエンジンルーム。以前バラした(壊した)バキュームタンク。ホースを外して…
接続!
おお!今回は凹みませんでした!!なによりエアコンの動きもバッチリです。次は設置場所を確保しなくては。
追記:エポパテだけだと熱でパキッと割れるので、つなぎにGボンドを使用するとよい。
見た目がわるいので気にする人はシッカリ作ろう。
フタの部分にはシールテープを巻きました。外側からもシールテープを巻いとくとなお安心。ひと月くらい経ちましたが問題なく使用できてます。
▼以下使用アイテム、買ってね♡♥♡♥
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nabe1945.hateblo.jp
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Y30 セドリック ミッションマウントの交換
過去修理~
エンジンマウント替えたのでそっちもどうぞ~
▲てことでミッションマウントの交換。ミッションを支えてるゴムですね(雑)
▲とりあえずボルトナットにラスペネ攻撃。これは触媒につながってるボルト。
▲センターのナットは17。ロングソケットで外す。結構固い。作業にあたって当然ウマはかけてるけど車体の真下に入るのは未だに怖い。閉所恐怖症??
▲マウントのボルトナットを外したらジャッキスタンバイ。ジャッキを掛けると言っても、エンジンマウントと違ってミッションをジャッキアップするわけではなく、マウントを外した際にミッションが落ちてこないようにする支えの役割だ。ついでに「オイルパンが凹む=死」なので注意。
▲ジャッキセットが済んだらいよいよマウントステーの取り外し。四隅のナットを外すと落ちてくる。かなり重たいので顔面に落ちてこない位置で外そう(KY)。
▲ステーを下ろしたらマウントを留めてる左右のナットを外せば取れる。
▲ということで比較。高さはもちろんだが、古い方はかなりグニョグニョになって千切れてもおかしくない状態だった。
▲触媒につながるステーにもブッシュが組み込まれてる。いつか替えたいね。
▲てことで外した部品をもとに戻して終了。前述したとおりマウントステーはかなり重たいので注意、なんてったってウェイトが入ってるかんね。
▼てことで以下部品。買ってね♡
NISSAN (日産) 純正部品 インシユレーター エンジン マウンテイング リア セドリック/グロリア 品番11320-V5211
- メディア: Automotive
WAKO'S(ワコーズ) ◆ワコーズ(WAKO’S) ラスペネC RP-C(業務用浸透防錆潤滑剤) 350ml A122 STRAIGHT/36-1122
- メディア: その他
ラスペネは””C””を買おう
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Y30 セドリック VG20ET エンジンマウントの交換
ずーっとやりたかったけど面倒くさくてやらなかったエンジンマウント。
ようようようやく重い重い重い腰を上げて作業に取り掛かることに。
▲▼ぺっちゃんこマウント。VG30は液封で凝った作りになってるが、VG20はただのゴム。
ともかく作業開始。
本来なら(?)エンジン吊ってメンバー下ろして外すのがセオリーなんでしょうけどそんな設備もないので、なんと、エンジンを、ジャッキアップします。
▲てことで下準備。インテーク、ファンシュラウド、ファンやらを外す。
ちなみにエンジンジャッキアップってのは、わりと定番のやり方なのでネットで調べれば似たようなのがヒットします。
▲ラジエーターのネジも外しとく……って、溶接剥がれてんじゃん…。
▲▼そったらエンジンマウントのナットを外していく。右(運転席)側のナットはソケットが入らないし、メガネが入るほどのスペースもないので不本意ながらモンキーを使う。まあ、ナメなけりゃなんの工具使ってもいいんけどね。
▼そしたらマウント下側のナットを外す。下から覗くとメンバーのところに穴が開いてるので、そっからエクステンションと場合によってはユニバーサルを使用して緩める。
▼覗くとこんな感じ。ナットは外し済。
▼意味があるかはわからんけどエンジン浮かすのでミッションマウントのナットも緩めといた。以前ミッションマウントの交換もしているのでお時間のある方はどうぞ。
てなわけで左右上下のナットを外したら準備完了!
さあ!オイルパンにジャッキをかけますわよ!?
▲「オイルパンにジャッキを当ててはいけません!」ってお母さんから言われたけど関係ないね。油圧ジャッキでやりたいところだけど、下ろす(油圧抜く)スピードの調節が難しそうなのでパンタジャッキを使用。
▼そんでもってジャッキを上げていくとエンジンだけが浮いてメンバー側にマウントが残る算段なんだけど……
…残らねぇッ!
車体まるごと上がってしまう。サビで張り付いてしまってるのかはずれない。とりあえず油と貫通と金槌でシゲキを与えることに。そして格闘すること30分…
▲外れたッ!
▲と思いきや左側はくっついたまんま。なんでやねん。
▲再び格闘すること数十分。外れました。
▲はい、よくある比較のやつね。部品番号は左右共通です。
▲今度は組付け。穴位置とは別にポッチがあるのでそれも合わせる。ちょっと高めにエンジン持ち上げとかないと入れにくいので注意。
▲裏側のポッチ。
▲裏側のナットを締めていくんだけど、意外と難しい。というのも真っ暗だし手が入らないしでネジとナットの位置関係がわからない。まあ、左側はメンバーの隙間から2~3本指が入るから位置が合わせやすいんだけど
▲右側は指が全く入らないので、隙間からボルトの位置を見ながらナットを締めていく。
▲最後にオイルパンに異常がないか確認。とりあえず大丈夫そう。
てこでおしまい。このあと試走に出かけたけどミッションマウントのボルトを締め直すのを忘れてた。みなさんもお気をつけあそばせ。
以下部品、みんな買ってね♡
ラスペネは””C””を買おう
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Y30 セドリック ストラットマウントブッシュの交換
ギシギシ…ゴトゴト…ガタガタ……。
そこらじゅうからボロ音が出てるセドリックくん。今更どうとも気にしてなかったけどフロントからの異音がやたら気になるようになってきた。症状としてはハンドルを切るとギシギシ、段差を乗り越えるとゴトゴト。アクセルを抜くとグヨグヨ…。もう…これはストラットでしょう。
てことで今回はストラットインシュレーターとブッシュの交換。要するにアッパーマウントだね。
前々からやろうと思ってはいたけど面倒くさいから放置してたのだ。ようやく重い腰を上げてセンターのナットを緩めようとしたら…
ギュ~イギュイギュィイーーーッッッ‼︎‼︎
え、もう千切れとるん…?
ナットとマウントが供回りしてしまいました。
とりあえずクソデカインパクトで緩めときます。
ブレーキやらスタビやらを切り離します。
ストラットの脱着はこちらをどうぞ。
ゴロンッ!
ストラットが抜けました。ああ面倒くさい。
スプリングコンプレッサーなんてシャコタンやらシャコチョーにする人が使うもんだと思ってたよ、まさか自分で使う日が来るとは…。
▼これ、2本で足りるかと思ったら足りなかった。整備要領書のイラストだと4本も使ってて「やりすぎだろ!笑」って思ってたけどそんなことはなかった。急遽もう2本アストロに買いに行くハメに…。
▼話は戻ってストラット。ジャバラを留めてるクリップを外せばブッシュも抜ける。
ンンッ!???!?www
触ってたらちぎれちゃったw
交換してよかったよかった笑
▼はずしたブッシュ。汚れはともかくパッと見ヘタってる感じはないけど
高さが結構違う。
▲そしてスラストベアリング。残念ながら製造廃止なので新しいグリスを入れて大切に使ってやる。指定グリスはMP2。ハブベアリングと同じだね。
▲組み付け時に注意したいのは矢印の向き。整備要領書にも書いてあるけど矢印が車両外側に向くように組み付ける。俺のセドリックは矢印が進行方向に向いていた。前の車検整備に出した時に工場が好意でKYBのショックを入れてくれた(後で請求来た)んだけど、そんときに間違えたのでしょう。
▲スプリングコンプレッサーはこんな感じ。がんじがらめと言うかガチガチに縮めてやらないと入らない。
▲組付け。面倒くさい…。
▲反対もやる。嗚呼、面倒くさい。
▲左はそこまで劣化してなかったけどヘタってるのは間違いなかった。
▲そんなこんなで作業終了。キャップ締めておしまい。部番シール剥がし忘れたけどお疲れモードで、もう、今度でいいや笑 ちなみに中央のグロメットは廃番なので失くさないように。
とりあえず嫌なギシギシゴトゴトはなくなりましたが、今度は後ろのギシギシゴトゴトがきになるように……。ただ、乗り心地はかな~りよくなりました✌
▼以下部品、まとめて買うと高いのでお財布に余裕があるときに…
ラスペネは””C""を買おう
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